行啓通商店街謎解き街歩き

「時を超える柏の木」

<最終問題>

4つの謎を解き終えると、最後の謎が現れた。

解答と解説

<解答>
れがしー(レガシー)
<解説>

①「あかまるの文字を並び替え、先人たちが遺したものを意味する言葉を作れ」となります。

②ポスターなどに「最後の謎を解いたとき、もう一度旅を振り返る」とある通り、1問目から順に、各問題の中にちりばめられた「赤丸」の文字を振り返ります。
各問題の中にあった赤丸の文字は以下の通りです。
Quest.1
Quest.2
Quest.3
Quest.4

③「ー」「が」「れ」「し」を並べ替えてできる「先人たちが遺したものを意味する言葉」は「れがしー(レガシー)」です。
ですので、最終的なキーワードは「れがしー(レガシー)」となります。

「レガシー…」

日本語で「遺産」を意味するその言葉を口にした瞬間、目の前が真っ白になった。
目を開けると、再び「お声がかりの柏」の前に立っていた。

山鼻公園では子どもたちが元気に遊んでいる。
スマートフォンを確認すると、そこが「元の世界」であることがわかった。

この不思議なタイムトリップは夢だったのか、現実に起こったことなのか。
よくわからないけれど、確かなことが一つある。
この場所には歴史があり、脈々と受け継がれてきた遺産がたくさんある、ということだ。

私たちの営みは、先人たちが築いてきた長い歴史の上に成り立っている。
そして、先人たちが遺した「レガシー」とは、目に見えるものだけではないのかもしれない。

長年地域を見守ってきた柏の木が、それを教えてくれたような気がする。
なんともいえない温かい気持ちがあふれてくる。
「よし、帰ろう」
8月の太陽に照らされて艶やかに輝く柏の葉に背を向け、山鼻公園を後にした。

Fin.